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流れ流れて 何処へ行くのか
僕の命は 今此処にあるよ
僕がいるのは君がいるから
ありがとう 心から


      ---太陽族 「戦友」---
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久しぶりに目にした隠れ家で
流れてきたのは 懐かしい記憶の唄

10年くらい前の大学時代
数ヶ月しか所属してなかった
軽音サークルで唄ったあの曲



楽器もできない 度胸もない
下手くそだけど 愛のある唄

哀しみと不安と
表現できない感情を

拙いメロディーにのせて
叫んだ歌詞だった




時は流れて
スマホ片手に

知ってるふりしている
歳ばかり重ねた 頭でっかちな僕

何かを見失って
口だけは達者になった
29歳の僕




ヒビだらけの
触れば簡単に崩れてしまう

微妙なバランス
シーソーゲーム




なんだ、
同じ場所に立ってみると
今も同じだ




まっしろな画面に
キーボードを叩く姿は

イマもムカシも





からっぽ